ライトコインの価格急騰:近くの半減期とSEC規制の影響

仮想通貨の世界では、一部の通貨が注目を集め、その中でもライトコイン(LTC)の動きが顕著です。近く迫った半減期を背景に、ライトコインの価格が大幅に上昇し、過去24時間で27%の急騰を見せています。1LTCあたりの価格は現在108ドル(約15,618円)と、年初来では45%上昇しています。

半減期とは、マイニング(仮想通貨の採掘)報酬が半分になるイベントで、通貨の希少性を高める効果があります。これは基本的な需要と供給のバランスが変わることから、投資家の利益につながる可能性があるため、価格上昇の話題と共にしばしば注目されます。

2023年8月3日に予定されているライトコインの次回半減期では、マイナーへの採掘報酬が現在のブロックあたり12.5 LTCから6.25 LTCに減少する予定です。この半減期に向けて、投資家の間でライトコインへの注目が高まっていると考えられます。

また、ライトコインは現在の市場価値が79億ドル(約1.1兆円)となり、市場規模で10位に位置しています。このコインの最大供給量は8,400万LTCで、現在流通している数は7,326万LTCとなっています。

なお、ライトコインはSEC(米国証券取引委員会)による規制強化の動きから逃れているようです。SECはライトコインの分類について明言していないが、少なくともこれまでSECが指摘してきた「未登録証券」には、ビットコインやライトコインのようなプルーフ・オブ・ワークのコインが含まれていません。

以上の要素を考えると、ライトコインの価格上昇の背後には、近くの半減期に向けた市場の期待と、SEC規制からの一定の安全性があると言えます。これらはライトコインに対する将来的な投資を考える際の重要なポイントとなります。

引用元:coinpost

イーサリアム共同創設者ブテリン氏、米SECの有価証券主張に見解示す

イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏が米国の仮想通貨規制についての見解を公表しました。彼は、ソラナ(SOL)や他のプロジェクトが米証券取引委員会(SEC)による有価証券との認定により打撃を受けていることを懸念しています。ブテリン氏は、SECの判断は適切ではないとの見解を示し、他の全ての仮想通貨が取引所から上場を廃止されてイーサリアムが「勝利」することがあっても、それは名誉ある勝ち方ではないと主張しました。さらに、彼は「本当の競争相手は他のブロックチェーンではなく、現在も拡大している中央集権型の世界だ」と述べ、仮想通貨の真の目的とは何かを示唆しています。

SECがバイナンスとコインベースを提訴し、ソラナやポリゴン(MATIC)、エイダ(ADA)などを有価証券とみなしたことについても触れています。これに対し、これらのプロジェクトはSECの判断に反論しており、仮想通貨業界全体が注目しています。

SECの有価証券との認定は、投資家保護の強化やサービスの信頼性向上などのポジティブな面を持つ一方で、事前登録や情報開示など、規制対応への負担が大幅に増加します。これにより、サービス提供に必要なコストやリソースが増え、投資家の取引コストが増加し、資産としての魅力が減ってしまう可能性があります。

この記事は、仮想通貨業界の現状と、その中でイーサリアム共同創設者ブテリン氏がどのような立場を持っているかを明らかにしています。仮想通貨に関心のある読者にとって、この記事は非常に価値のある情報源となるでしょう。

引用元: CoinPost